英題にある「Pureland」とは、イギリスのJohn Smithさんが提唱した「基準のある単純な山折り・谷折りしか用いない折り紙」のことです。つまり、中割り折りなどの一度に複数の折り目を折る折り方や、ぐらい折りなどは使ってはいけないというルールです。
2005年2月に、British Origami Societyから「Pureland折り紙で人物作品を作るコンテスト」の募集があり(参照)、すぐ後の折紙探偵団の例会で何人かで即興的に創作しあいまして、そのときにできた作品です。
せっかくなので応募しようと思いつつも結局送りそびれてしまったのですが、夏の折紙探偵団コンベンションにDavid Brillさんが参加されていたので、折り図と一緒にお見せしたら、その後のBOSの会報に載せていただきました。
作品自体は、頭部はともかくとして、まわしから足にかけての見立てにちょっとした「不思議感」があって面白いかなと思っています。